
僕はイレギュラーな出来事に弱い。
たぶん、自分で思っている以上に弱い。
頭の中で大体の予定を組んで、〆切を決めて、1日の流れを決める。朝はこれをして、昼はあれをして、夕方までにはここまで終わらせる。そうやって生活を細かく区切ることで、安心していた。
でも、子どもが生まれてからは、その安心があっけなく崩れるようになった。
保育園に通い始めてからは特にそうだ。保育園の洗礼というやつなのか、愛息は毎週のように風邪をもらってくる。熱が出る。鼻水が出る。咳をする。すると当然、僕の予定も崩れる。
以前の僕なら、それだけで少し不機嫌になっていたかもしれない。自分の立てた計画が乱されることが、どこか理不尽に思えたからだ。
でも最近は、少しだけ慣れてきた。
予定というのは、予定通りに進まない前提で立てるものなのかもしれない。余白を残しておくこと。最初から少し遅れることを織り込んでおくこと。
そして、予定から外れたら外れたで、そのとき目の前にあることを1つずつやる。
熱を測る。
病院に行く。
薬を飲ませる。
抱っこをする。
そうやって順番に片付けているうちに、気が付けば1日が終わっている。
昔の僕は、人生は計画によって前に進むものだと思っていた。でも今は、予定通りに進まない時間の中で、どう動くかのほうが大事なのだと感じる。
愛息を育てているつもりだったのに、気が付けば育てられているのは僕のほうだった。
少し悔しいけれど、その事実。
